東北地方にある進学校の、国公立大学医学部の合格実績

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おばんです、始期にゃんです。夏と言えば海、プール、祭りetc.ですが、「夏は受験の天王山」という言葉もあります。

というわけで大学受験のお話をします。

 

近年受験生の間で人気を博している医学部医学科。特に国公立大学の医学部は、私大のそれと比較してトータルの学費が安いこともあってか、例年高倍率になるという(参考までに、平成27年度の弘前大学医学科の倍率は、13.7!)

その入試難易度は、極めて高く、一般入試で勝負するには、センター試験で最低でも8割はとらないといけないという噂もある(地域枠推薦などはまた別)。そのためか、私の母校からも数年に1度しか合格者は出ない。

そして医学部の中にも難易度があり、日本で1番難関なのは、東京大学理科三類であるのは間違いない。次いで旧帝大医学部、国公立大学医学部といったところか。

 

さて、私が住んでいる東北地方では、毎年どのくらいの人数の生徒が、国公立の医学部に合格しているかが気になった。

そこで、東北地方のいわゆる「進学校」における国公立大学医学部医学科の合格実績を調べてみた。

 

★東北地方の進学校国公立大学医学部医学科の合格実績(平成27年度)

 

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 やはりダントツで多いのは、東北一の進学校とも言われる、仙台二高であった。同校は東大・京大合格者数9名(平成29年度)であり、それに準ずる難易度の医学部の合格者数とも相関があるようである。

 2位の弘前と秋田はほぼ互角。市内に国公立大学医学科があるのが影響しているのだろうか。

 その他市内に医学部があり、かつ県庁所在地に位置するトップ高(山形東、福島)も10人以上のの合格者数を出していることが分かる。2位の弘前だけは例外だが、県庁所在地に医学部があり、かつその地域のトップ高は、合格者数が2ケタになるのであろう。

注目すべき点は、9位の盛岡第一高校である。実を言うと岩手県には、私立の岩手医科 大学は存在するが、東北で唯一、国公立大学医学科が存在しない県でもある。そのため医学科に進学するためには、県外へ出るしかないのが実情である。

 11位以下は、仙台市内の2番手以降の進学校や、10万人都市の進学校が並んでいる。特に後者の高校は、県庁所在地に位置するトップ高に経済的理由や通学の理由で進学できない生徒が、結果を出していると考えることもできる。

 とりあえず、表の中の合格者数を全て足してみると、212名となった。16位以下の高校の実績も気になるが、今回はこのあたりで終えます。

 次回は、都道府県別の進学生徒数とその考察などについて書いてみる予定です。

 

んでばまんず